「秩父いんげん」立毛共進会/優等賞決まる

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JAちちぶ園芸部会は、平成28年9月20・21日の2日間、隠元立毛共進会を開きました。同部会員、同部会インゲン指導部役員、県秩父農林振興センター職員、同JA職員7人が審査員として出席しました。秩父郡市内各地区で選抜した11件の圃場を審査した結果、小鹿野町の黒沢伸一さんが、最高順位の優等賞に選ばれました。

新井正夫部会長は「今後のインゲン栽培の技術向上に繋げてほしい。生産量を増やし、各生産者が収入の増大を図ってほしい」などと話しました。

審査は、病害虫の状況や生育状況、管理状況や収量見込みによって採点し、総合得点で順位が決まりました。

各圃場を巡回し、9月の長雨の影響から、病気の発生も見られました。水はけを考慮した作付けの向き。敷きワラや木チップ、防草シートなどの農業資材による、土壌の改善。適切な農薬を適期に散布し、病虫害の防除を徹底することにより、生産量が大きく変わりました。

審査後の講評にて、同振興センター松葉口修さんは「9月に入り雨が多く、病気も出ている。「春まき」の収穫の終わったツルを放置しておくと、近くの「抑制」インゲンの病気の原因にもなる。初期の防除を徹底してほしい。評価の高かった圃場を参考にして、良いインゲンを多く栽培し、出荷してほしい」などと話しました。

同部会の主力農産物の一つであるインゲンは、「春まき」と「抑制」の2期作で行われます。6月から始まり、霜の降りる11月中旬まで栽培、出荷します。厳格な規格の統一と生産履歴記帳、良品質栽培などが「秩父いんげん」として、市場からの信頼と評価を上げています。

 

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