伝統産業の養蚕振興奨励会表彰式

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JAちちぶ養蚕部会は、平成30年5月10日、皆野町、レストハウスみなので、秩父郡市養蚕振興奨励会表彰式を開きました。

昨年度、繭の収量の年間平均が、地域の中で模範的な成績を収めた養蚕農家や秩父地域養蚕業の振興・発展に貢献したと認められる団体及び個人が表彰されます。

最高位の埼玉県知事賞には、小鹿野町の宮本さんが輝き、「養蚕農家の誇りをもって、生産してきた。とてもうれしい」と喜びました。

部会では昨年度、いろどり繭を春蚕期の1回、白繭を夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の3回の計4回、飼育して出荷しました。

春蚕期の雨量不足や8月の日照不足などの天候不順の影響を受けたものの、良品質な繭を前年比約95%で出荷しました。

 

宮﨑部会長は「近年の気象は異状が普通になってきている。飼育には苦労も多いが、各生産者には長年の経験と技術をもって、良質な繭を出荷してもらった。」と昨年を振り返りました。

 

秩父神社の薗田宮司は「伝統的な産業として、養蚕業の火を絶やさないでほしい。秩父夜祭は別名お蚕祭りともいわれている。秩父の地場産業として、次世代へ継承していってほしい」と激励しました。

 

地域は、古くから養蚕が盛んで、伝統産業として現在も重要な作目として位置付けられています。日本三大曳山(ひきやま)祭りの一つで、屋台行事と神楽がユネスコ無形文化遺産に登録された「秩父夜祭」も、一年の最後を飾る絹の大市の付祭りが発祥ともいわれています。

今年度は、いろどり繭を春蚕期の1回、白繭を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の4回、全4回の飼育と出荷を予定します。

 

褒章は以下のとおりです。

 

県知事賞を受賞した宮本さん(左)HP

県知事賞

宮本さん(小鹿野町)

 

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秩父農林振興センター所長賞

内田さん(秩父市)

 

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製糸協会長賞

浅見さん(小鹿野町)

 

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ちちぶ農業協同組合長賞

金﨑さん(秩父市)

 

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秩父神社宮司賞

藤倉さん(県農業共済組合)