地域の祝いの伝統行事「ボンゼンおくり」

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小鹿野町河原沢地域にて、3月13日、毎年第2日曜日に開かれる、滝の上不動尊の縁日で、昨年、婚礼や新築、叙勲などの祝い事があった家に「ボンゼン」を贈る「ボンゼンおくり」が行われました。

来場者や氏子らには、甘酒や豚汁、焼きそばなどが無料で振る舞われました。

今年の「ボンゼンおくり」では、昨年婚礼があった2軒(2組)の家に、「ボンゼン」が贈られました。

同地域10区の若い氏子らが、4寸角・長さ4mの檜材の先端に御幣(ごへい)を乗せ、5色(青・赤・紫・桃・黄)の長さ3mの布を取りつけた鮮やかな「ボンゼン」を担ぎ、掛け声を掛けながら送り込みました。

贈られた家では、氏子らに酒や茶などを振る舞い、家族や地域住人、氏子らと共に手締めを行い、祝いました。

実行委員長の山口徳生さんは「過疎化が進み、伝統を守っていくのは大変だが、この行事のために戻ってきてくれる若い人がいるのは、うれしい」などと話しました。

 

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