秋冬野菜出荷に向けて直売所栽培講習会

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JAちちぶは、平成29年7月7日から19日までの5日間、秩父郡市内5ヶ所にて、「農産物直売所栽培講習会」を開き、総勢276人の出荷者が参加しました。

各農産物直売所出荷者にむけて「秋冬野菜の栽培管理」について、JA営農経済部の清川さんや県秩父農林振興センター職員から詳しく説明がありました。

冬の出荷量減少の対策として、過去の直売所販売データを基に、出荷数量が少ない厳冬期野菜のカリフラワーやカブなどの栽培が勧められました。

秋冬野菜の栽培ポイントや害虫対策として、参考資料を基に説明。農薬の不適正使用による、出荷停止を防ぐため、使用時期や回数、希釈倍率を守ることが重要です。わからない場合は使う前にJAや振興センターに相談して下さい。

これからの害虫として、キスジノミハムシやシンクイムシ、ダイコンサルハムシ、カブラハバチ、オオタバコガ、ナガメネキリムシなどがあげられました。

涼しい時間帯に圃場の見回りをこまめにし、病害虫の早期発見や防除することが重要です。

また、同地域での発生が多くなった害虫の「ハクサイダニ」の防除として、圃場や周辺の雑草(エサ)のこまめな除草。夏期に休眠卵に対して、ビニール被覆による蒸し込みが有効です。

清川さんは「何を栽培するにしても、始めの土づくりが大切だ。地域では年配の生産者も多いので、重たい肥料から軽い土壌改良資材への変更も必要になってきている」などと話しました。