秩父地域初 イチゴで地酒「香る苺酒」

「香る苺酒」を紹介する田口さんHP

埼玉県西部の中山間地域に位置する秩父市黒谷で、観光イチゴ農園「和銅農園」は、イチゴのリキュール「香る苺酒(かおるいちごしゅ)」を開発、販売し好評です。

イチゴの甘味や香りが高い果実酒に仕上げ、特に女性から「可愛くて飲みやすい」と支持されています。

園主の田口直樹さんは「色々な飲み方で楽しめる。苺酒で食前酒としても良い」とPRします。

 

同園で栽培した「とちおとめ」などを使い、越生町の麻原酒造に委託。果実をアルコールに漬けて製造します。300リットル造るのに約180kgのイチゴを使います。

イチゴは、冷凍保存したもので、味や香りは良いが、形の悪いものや小さく販売出来ないものも使い、ロスも減らせます。また、観光農園が終わってからの販路の確保、農園への誘致にも繋げます。

アルコール度数は8%で、着色料や香料は使わず、イチゴ本来の紅色や香り、味わいが楽しめます。牛乳やソーダで割ったり、ロックなど色々な飲み方に合います。

ビンはすりガラスを使い、ラベルは妻の祐季さんがデザインし、インテリアにもなるオシャレな仕上がりです。

内容量300ml入りが980円、720mlが1600円で販売。主な販路は、農園の直売所やJAちちぶの各農産物直売所、地域の道の駅などです。ネット販売や電話注文にも応じます。市内の飲食店にも卸し、利用客にも提供されています。

女性やお酒好きな人へのプレゼントにも最適で、イベントやプレゼント用の梱包にも対応します。今後も販路は広く募集しています。

直樹さんは「イチゴの加工品はジャムになることが多いので、違うものにした。栽培したイチゴを使ったオリジナル地酒を造りたかった。今後も色々なことにチャレンジしていきたい。」と前向きに意気込みます。

 

直樹さんはJA青年部に所属し、農園は、JAいちご部会にも所属します。法人化し、家族や従業員7人で経営。7棟の大型ハウス約4300㎡で、「やよいひめ」を主に、県内でもここでしか栽培していない「さつまおとめ」や「あまおとめ」「星の煌めき」など14品種を栽培し、内7品種のイチゴ狩りが6月上旬まで楽しめます。高設土耕栽培を採用。有機培土を使い、減農薬で安全安心なイチゴ栽培をします。

6次産業として加工品にも力を入れ、酒の他に「無添加ジェラート」や「手作りジャム」なども生産します。

今後は、自家採取した蜂蜜を使ったお酒「ミード」も生産する予定です。

 

 

香る苺酒(左小・右大)

香る苺酒(左小・右大)

 

ふるさと納税にも登録予定

ふるさと納税にも登録予定

 

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