第3回JAちちぶいちご部会圃場共進会 県知事賞決まる

圃場を審査する審査員ら ヨコ1

JAちちぶいちご部会は、平成30年1月30日、「第3回JAちちぶいちご部会圃場共進会」を開き、最高順位の埼玉県知事賞には、秩父市下吉田の「ただかね農園(髙野さん)」の「あまりん(土耕栽培)」が輝きました。今回で3年連続です。

 

同共進会は、秩父地域の観光いちごの安心・安全・高品質・生産技術確立の研鑽の場とし、観光客に喜ばれるいちご生産意欲の向上を図ります。各農園経営の発展による、農業者の所得増大を目的に開きます。

同部会に所属する30農園のうち、9農園を審査。県秩父農林振興センターの関口支援部長が審査長を務め、県農業技術研究センター職員やJAちちぶ職員、行政職員ら10人が各圃場を巡回しました。

草勢や品種特性、病害虫など生育状況を50点、果実の着生や果形など果実を50点、来客者に配慮した室内外の施設の整備など施設管理を50点、計150点を満点とします。

施設の充実など観光農園としての満足感や感動。生育状況の判断では、低温伸長性の優れる品種があるなどバラツキ感を考慮した上で、総合的に審査しました。

 

地域でのイチゴ栽培は、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」を主な品種として、県産品種(新品種)「あまりん」「かおりん」など多品種を約6.5ヘクタールで栽培しています。開園時期は、1月(早い農園は12月)からはじまり、遅い農園では、初夏の6月中旬までイチゴ狩りが楽しめます。地域は昼夜の寒暖の差が大きいため、イチゴに甘味が乗ります。ほとんどの農園がエコファーマーの認定を受け、環境にやさしい農業に取り組んでいます。

自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園に適しています。

 

他受賞は以下の通りです。

 

県秩父農林振興センター所長賞

秩父市下影森「秩父フルーツファーム(新井さん)」の「紅ほっぺ」

 

秩父市長賞

秩父市下吉田「冨田農園(冨田さん)」の「やよいひめ」

 

秩父郡町村会長賞

秩父市寺尾「田農園(内田さん)」の「紅ほっぺ」

 

秩父観光農林業協会長賞

秩父市黒谷の「和銅農園(田口さん)」の「やよいひめ」

 

ちちぶ農業協同組合長賞

秩父市下吉田「いちごの森あかずきん(宇津木さん)」の「やよいひめ」

 

 

各圃場を総合的に審査

各圃場を総合的に審査

 

おいしい「秩父いちご」

おいしい「秩父いちご」