良質な県産しいたけ出揃う/県知事賞決まる!

良質なシイタケを審査する審査員ら タテHP

埼玉県きのこ振興会(山田会長)は、平成30年1月26日、横瀬町「道の駅果樹公園あしがくぼ」にて、「第35回埼玉県きのこ共進会」を開きました。

県や町、県森林組合連合会、県森林協会、JAちちぶなどが後援。県内各地域から、生しいたけ(原木)の部24点、生しいたけ(菌床)の部8点、乾しいたけの部9点、計41点が出品されました。出品の量目は、生しいたけ1kg以上1.3kg未満、乾しいたけ300g以上350g未満とします。

結果、生しいたけ(原木)の部では、秩父市の宮原さん。生しいたけ(菌床)の部では、小鹿野町の黒澤さん。乾しいたけの部では、小鹿野町の鷹啄さんが、それぞれ最高順位の県知事賞に輝きました。

 

県寄居林業事務所、県秩父農林振興センター林業部、全国農業協同組合連合会、東京新宿べジフル株式会社、学識経験者など6人が審査員を務め、形状・肉厚・色あい・荷姿などを総合的に審査しました。

出品されたシイタケは、審査後に展示。翌日27日、「あしがくぼの氷柱(2月下旬まで)」の見物客や道の駅利用者らで賑わう中販売し、好評のうちに完売しました。

購入者からは「肉厚でとてもおいしそうなシイタケが買えてラッキーだった。埼玉県でこんな良い品質のシイタケが生産されているとは知らなかった」と喜びと驚きの声が上がりました。

 

同振興会は、生産技術の向上と需要拡大を主な目的とし、昭和58年に発足。現在は、県下の椎茸生産団体(椎茸組合)13団体が加盟し、会員数は95人です。近年、生産者の高齢化や担い手の不足で減少しています。

県内のしいたけの生産量は、平成28年の統計(農林水産省)で、生しいたけ(全国25位)約915t(原木栽培約382t(原木は全国7位)(42%)、菌床栽培約533t(58%))、乾しいたけ約9tです。

主な産地は秩父をはじめ大里、児玉、比企、入間、飯能、所沢などです。生産されるしいたけは、東京市場で「高品質なしいたけ」として知られています。各生産者の努力により、安全・安心なしいたけが生産され、取引されています。

 

良質なしいたけを審査

良質なしいたけを審査

 

良質なしいたけ

良質なしいたけ