祭りで好評の栃モチ作り

栃モチをつく部会員 タテHP

JAちちぶ園芸部会両神支部は、平成30年10月31日、JAちちぶ旧両神支店敷地内にて、栃モチ作りをしました。

栃モチは、11月3日に小鹿野町で開かれる「第42回両神ふるさとまつり」で販売し、地域との交流を深めます。

同支部は、まつり開催当初から栃モチと灰汁(あく)を抜いた栃の実の販売をし、毎年好評で名物の一つにもなっています。

栃モチの作り方は、10月上旬の栃の実集めから始まります。

集めた栃の実を網袋に入れて、約10日間湧水に浸水させ、ふやかします。

25日には栃の実を取り出し、食用石灰や木灰で灰合わせをします。灰汁抜きの分量の目安は、栃の実6kgに対し、食用石灰2kg、木灰4kgを使用します。食用石灰が多すぎると栃の実が溶けてしまうので注意します。

30日に灰汁を抜いた栃の実の水洗いをします。

31日にモチ米約132kg、栃の実約33kgを臼(うす)と杵(きね)でついて栃モチを作り、四角にのして保管します。

祭り前日にモチ切りとパック詰め作業をします。

同支部は、年間を通して様々な形で地域貢献と交流をします。代表的なものに栃モチ作りの他、地元の小規模生産者へのボカシ肥料の提供をします。農産物の品質向上に効果のあるボカシ肥料を小規模生産者に代わって小鹿野町やJAと協力をして作ります。ボカシ肥料を使った農産物は、地元の農産物直売所でも好評で、地域農業全体の底上げにも繋がっています。