夏蚕期 白繭出荷

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JAちちぶ養蚕部会は、7月29日、同JA秩父西支店内の出荷所で、カラカラと音を響かせながら、夏蚕期(かさんき)の白繭の選繭(せんけん)と出荷作業を行いました。

同部会員やJA職員、県秩父農林振興センター職員、NOSAI埼玉職員らが参加し、5戸の農家が約338kgを出荷しました。

出荷した白繭は、県農林総合研究センター秩父試験地内の稚蚕飼育場にて、2齢まで育てた蚕を各農家へ配蚕し、育てたものです。夏蚕期は柔らかい桑の葉を与えるため、蚕の病気も心配されていました。

瀨能紀夫部会長は「昨年は猛暑で苦労したが、今年は上蔟後の気候に恵まれ、蚕も大きく育った。各部員の適切な管理で、心配された病気もなく、良質な繭ができた」と話しました。

秩父地域は古くから養蚕が盛んで、現在も重要な作目として位置づけられています。

同部会では今年度、「白繭」を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の4回の出荷を予定しています。