抑制胡瓜立毛共進会 優等賞に小鹿野町の新井さん

「秩父きゅうり」の栽培圃場を審査する審査員HP

JAちちぶ園芸部会では、平成30年10月6日、2018年度抑制胡瓜立毛共進会を開き、生産者の栽培技術や品質、意識の向上を図りました。最高順位の優等賞には、小鹿野町の新井さんが輝きました。

秩父地域内各地区で選抜した13戸の圃場を生育状況や管理状況、病害虫、収量見込みなどを総合的に審査。部会員やキュウリ指導部役員、同JA職員、県秩父農林振興センター職員、種苗会社ら19人が審査員として巡回しました。

新井部会長は「今年も天候が極端で管理にとても苦労している。各圃場を巡回し、部会員同士で情報や技術を共有してほしい。午後には、巡回の結果をふまえての講習会があるので、今後の栽培管理に生かし、来年度の準備の参考にもしてほしい」と激励しました。

抑制栽培の栽培初期は、8月の猛暑や雨量不足、9月からは曇天が続き日照不足ため、例年に比べ収量が減りました。各生産者は栽培管理を徹底し、品質の向上や収量の増大を図っています。

午後には、同JA小鹿野支店会議室にて、同部会生産者を対象にした講習会を開き、約40人が参加しました。センターや種苗会社からは、審査圃場の講評とともに、今後の栽培管理について資料を基に説明がありました。

 

同部会の主力農産物の一つであるキュウリは、「秩父きゅうり」として、県産ブランド推進品目となっています。現地検討会や共進会など栽培指導を担当する指導部、市場との交渉や規格の統一化などを担当する販売対策部があり、生産から流通まで部会が行います。2月から7月まで栽培する半促成栽培と8月から12月まで栽培する抑制栽培の二期作で栽培します。有機質肥料施肥など義務付け、毎年土壌診断を行って施肥設計し、良食味を追及します。

 

秩父きゅうり

秩父きゅうり