農産物直売所商品力アップ講演会

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JAちちぶは、平成29年3月6日、皆野町文化会館にて、皆野農産物直売所講演会「農産物直売所の商品力アップ講演会~お客様に喜ばれる荷姿とは~」を開きました。

JA直売所生産者やJA役職員、県秩父農林振興センター職員、皆野町職員ら84人が出席しました。

 

日高市のサイボクハム楽農ひろば農産物直売所店長や楽農心友会役員、県川越農林振興センター職員ら6人が講師となり、直売所での販売方法などについて説明しました。

同直売所では、出荷者のルールや価格、規格などについて、明確にしています。

「泥物」「葉物」「果菜」の3部会があり、7人が役員を担当します。役員は、毎週火曜日の夕方に集まり、諸連絡や値段改正、出荷数量の調整、販売位置(ローテーション)などについて、話し合います。販売価格は、他の直売所や日本農業新聞を参考に相談し、価格を統一します。

出荷予定表を作り、安定した出荷と共に生産者の意識の向上にも繋げます。

販売規格は、目揃い会を実施し、品質や荷姿の統一をし、B品は割引き価格で販売します。

会員の当番制を採用し、年3回開店から閉店まで、直売所対応をします。主に農産物の荷出しや追加の連絡、笑顔での接客を行い、各農産物をPRします。利用者からは、「農家の声が直接聞ける」と好評です。傷んだものは、当番や社員が下げます。

クレーム対応には、社員が行い、場合によっては、役員が同行します。

イベントを開く場合には、同社が企画し、会員が協賛して行います。

店内は、品目ごとに整理した陳列をします。見やすいポップ広告を活用し、利用者に向けた解説や食べ方の表示をします。生産者の写真を表示し、利用者に安心感を与えます。

 

講演後には、質疑応答の時間が設けられ、生産者や店長同士での意見交換が行われました。

 

講演を受けた生産者からは「とても勉強になった。利用者の立場になっての出荷が大切だ。利用者に会った時は笑顔で接する。講演を参考に収益アップを目指す」などの意気込みの声が上がりました。