おいしいぶどう品評会 内田さん3連覇

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秩父ぶどう連絡協議会は、平成29年9月19日、県秩父農林振興センター会議室にて、平成29年度「おいしいぶどう品評会」を開きました。各生産者が22品種29点のブドウを出品しました。「食味」や「食感」を重視した審査の結果、武甲観光ぶどう組合の内田さんの「バイオレットキング」が、最高順位の秩父農林振興センター所長賞に輝きました。内田さんは3年連続(27年:クイーンセブン、28年バイオレットキング)の受賞です。

受賞した内田さんは「今年は8月の長雨で栽培管理が難しかった。管理の甲斐もあり、良いできのブドウに仕上がった。」と笑顔で話しました。

 

秩父各地の52農園で組織する同協議会は、生産技術の水準を高め、品質向上や新たな品種栽培への意欲向上などにつなげることを目的に品評会を毎年開きます。

審査には、センターの荻野副所長が審査長を務め、出品者やJAちちぶの担当職員、センター職員の他、一般審査員ら60人の出席者全員が審査員となりました。美味しさや糖度、好みなど「食味」6割、形状や着色など「外観」4割の計10割で審査。和やかな雰囲気の中、各審査員が自分好みのおいしいブドウを3つ選びました。

一般審査員からは「皮ごと食べられて、おいしく食べやすいブドウを選んだ。秩父にたくさんの種類のブドウがあるとは知らなかった。初めて食べるブドウも多い。種類が同じでも、味の違いがあった」などと驚きの声があがりました。

 

秩父地域は、県西部の中山間地域に位置し、地域内でも標高差があります。生育状況が各地区によって異なり、同一品種であっても収穫期間に幅を持たせることができ、観光農業地域にとって好条件です。観光農園が主体のため、栽培品種数は50種を超え、昼夜の寒暖差も大きく、ブドウに甘味がのります。ぶどう狩りは10月中旬まで楽しめ、販売は遅い農園で11月上旬までされます。

 

次点以降の結果は次の通りです。

秩父観光農林業協会長賞(第2位)に秩父ぶどう皆野観光組合の久保さんの「クイーンニーナ」

ちちぶ農業協同組合長賞(第3位)に長瀞観光ブドウ組合の髙田さんの「シャインマスカット」

奨励賞として、長瀞観光ブドウ組合の福島さんの「シャインマスカット」、秩父ぶどう皆野観光組合の武内さんの「シャインマスカット」、浅見さんの「ゴルビー」がそれぞれ選ばれました。

 

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各種美味しいブドウを審査

各種美味しいブドウを審査

 

内田さんの「バイオレットキング」

内田さんの「バイオレットキング」

 

久保さんの「クイーンニーナ」

久保さんの「クイーンニーナ」

 

髙田さんの「シャインマスカット」

髙田さんの「シャインマスカット」

 

福島さんの「シャインマスカット」

福島さんの「シャインマスカット」

 

武内さんの「シャインマスカット」

武内さんの「シャインマスカット」

 

浅見さんの「ゴルビー」

浅見さんの「ゴルビー」