ニンニク出荷好調

ヨコ11

JAちちぶは、5月20日から6月10日までに10回、秩父地域で契約栽培したニンニクの出荷作業をします。今年は皮が剥がれてバラバラになった規格外品がほとんど無く、出荷者からは「掘ってみるまでは不安もあったが、良いニンニクが収穫できた。」と笑みがこぼれました。

ニンニクは、昨年の10月中旬に植付けをし、出荷前日に収穫したものを出荷します。加工用ニンニクとして全量出荷し、契約先の業者が全て買取るため、安定した収入にも繋がります。

JA全農さいたま青果ステーションからの委託で、2016年から継続して栽培しています。品種は、香りが強く、原種に近い嘉定種(かていしゅ)です。嘉定種は、秩父地域の気候や地質に適していることから、多くの良質なニンニクが出荷されます。

昨年度は、17軒の農家が約11・6t出荷しました。今年度は、昨年10月中旬から19軒の農家が約1.25haで栽培したものを出荷します。農家の中には遊休農地を借り、栽培する農家もいるため、耕作放棄地や遊休農地の解消にも繋がります。

また、同JAが、新たに農業に取り組みたい人などを対象に一年間、月一回講習などを行っている、「ウィークエンド農業塾」の卒業生も3名が出荷しています。

契約農家らは、事前にJAとステーションが昨年8月に開いた、栽培講習会で、有機物を施用した土壌改良、排水対策、種球の選抜や消毒、植え付けや栽培管理などについて、詳しく説明を受けています。

栽培状況が良かったことから、今年度も引き続き契約栽培をする予定です。

 

 

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収穫したニンニク