令和7年晩々秋期繭出荷

 JAちちぶ養蚕部会は令和7年10月17日、同JA旧秩父西ふれあいプラザ敷地内で、晩々秋期の繭の選繭と出荷を行いました。瀬能紀夫副部会長が持ち込んだ白繭47キロを選繭台に広げ、複数人で選別しました。
 作業には、県優良繭生産出荷協議会のほか県秩父農林振興センター、NOSAI埼玉職員らが参加。選繭後は、長野県の松澤製糸所に持ち込んみました。
 晩秋期と同様、繭はやや小ぶりとなりました。瀬能副部会長は「夏期の少雨で餌となる桑が固くなり、あまり食べなかったことが大きさに影響した。上蔟後は、ほとんどの蚕が繭を作ってくれた」と話しました。
 部会では、生産者2人が1年間(4期)で合計288キロの繭を出荷しました。12月4日には、年内の養蚕の無事に感謝を捧げ、来年の増産を祈願する「養蚕倍盛祈願祭(蚕糸祭)」を秩父神社で執り行います。