夏秋茄子規格講習会

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JAちちぶ園芸部会は、7月16日、JA小鹿野集出荷所で、今年度初の「夏秋茄子規格講習会」を開きました。秩父産ナスの出荷最盛期を前に、意識や品質の向上、出荷規格の統一の徹底を図ることが目的です。

同部会員やJA職員、東京市場関係者ら19人が参加し、出荷規格の基準などの意見交換をしました。

黒沢明販売対策部長は、「今年は天候不順の影響で、まだ出荷量が少ない状態。これから梅雨が明け、天候が回復してくれば増えてくる。最盛期をむかえるにあたり、規格の統一を徹底してほしい。選別に迷った時には、下の等級にすることで、全体の底上げにもなる」と呼び掛けました。

講習会では、規格、LLから始まる等級10種の重量、色、ツヤ、曲がりなど、実物を用いて丁寧に説明があり、部会員や市場関係者らは、意見交換をし、規格の統一を図りました。

市場関係者からは「秩父産のナスは、評価も高く、顧客もしっかりついている。生産者のみなさんには天候不順で栽培管理が難しいなか、高品質のナスを出荷してもらっている。規格の統一がしっかりされているので、心強い。今後も規格管理の徹底をしてほしい」と期待しました。

同部会の主力農産物の一つのナスは、2008年よりJA全農さいたまブランドの「菜色美人(さいしょくびじん)」として東京市場に出荷し、品質の高さや規格の統一性が好評です。毎年、植付け時期の植付け講習会、出荷初期や中期に出荷規格講習会や現地検討会、共進会などを開き、部会全体の底上げを図っています。

 

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