晩秋蚕期 良質な「白繭」出荷

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JAちちぶ養蚕部会は、9月30日、JA秩父西支店内の出荷所で、晩秋期(ばんしゅうき)の繭の選繭(せんけん)と出荷を行いました。

部会員やJA役職員、県秩父農林振興センター職員、NOSAI埼玉職員らが参加し、5戸の農家が晩秋期に飼育した365kgの白繭を選繭し、製糸業者へ出荷しました。

出荷した白繭は、県農林総合研究センター秩父試験地内の稚蚕飼育場で、2齢まで共同飼育した蚕を9月3日に各農家へ配蚕し、育てたものです。

瀨能紀夫部会長は「例年はこの時期涼しくなるが、今年は暑さが残った。各生産者は管理が大変だったと思うが、長年の経験と技術を活かしうまく対応してくれた。おかげで夏蚕期と変わらず良い繭が出来た」と喜びました。

同部会では今年度白繭を春蚕期・夏蚕期・晩秋蚕期・晩々秋蚕期の計4回の出荷を計画しています。今年度最後となる、晩々秋蚕期の白繭の出荷は、10月中旬の予定です。