第1回JAちちぶいちご部会圃場共進会

圃場を確認する審査員 ヨコ2

JAちちぶいちご部会(田口賢司部会長)は、3月3日、「第1回JAちちぶいちご部会いちご圃場共進会」を開き、同部会のうち選抜した7農園を審査しました。

県秩父農林振興センター志水久夫支援部長が審査長を務め、ほか9人が各圃場を審査しました。

結果、最高順位の埼玉県知事賞には、秩父市下吉田の「ただかね農園(高野宏昭さん)」の「やよいひめ」が選ばれました。

秩父郡市内の観光いちごの安心・安全・高品質・高生産技術確立の研鑽の場とし、観光客に喜ばれるいちご生産意欲の向上を図り、観光いちご園経営の発展に資することを目的として実施しました。

審査基準は、草勢、品種特性、病害虫など生育状況を50点、果実の着生や果形など果実を50点、来客者に配慮した室内外の施設の整備など施設管理を50点とした、計150点満点。施設の充実など観光農園としての満足感や感動。生育状況の判断では、低温伸長性の優れる品種があるなどバラツキ感を確認して審査しました。

同部会は、2015年8月5日に「秩父観光いちご組合」と「秩父郡市いちご研究会」が合併し設立。JAちちぶが事務局となり、秩父郡市内のいちご生産者31軒が部会員として参加、内、24農園が観光農園として開園しています。設立後、初の共進会となりました。

各農園では、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」などを主な品種として、約10種類の品種を約7ヘクタールで栽培しています。

秩父地域の農園では、1月(早い農園は12月から開園)からはじまり、初夏の6月中旬までイチゴ狩りが楽しめます。同地域は、昼夜の寒暖の差が大きく、夜間の気温が低くなるため、初夏になってもイチゴの味が落ちにくいです。

自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園にも適しています。

 

その他の褒章は以下のとおりです。

 

県秩父農林振興センター所長賞

「秩父フルーツファーム(新井範さん)」の「紅ほっぺ」

 

秩父市長賞

「いちごの森赤ずきん(宇津木俊昭さん)」の「やよいひめ」

 

圃場を確認する審査員 ヨコ3