高校生による店舗運営

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秩父市と埼玉県立秩父農工科学高等学校は、4月16日、同市番場町の空き店舗を活用する「農工チャレンジショップ」をオープンしました。天候にも恵まれ、お客や店舗関係者などで賑わいました。

店舗は、秩父神社の表参道である番場通りの一角にあります。同通りは、市の人口減少に伴い、空き店舗が増加しています。

 

市が空き店舗を借り上げ、同校生徒が運営すします。多様な情報発信手段を持つ高校生が運営することにより、新たな顧客の獲得や空き店舗の有効活用、地域商店街の活性化を図ります。

同校農業科の模擬会社、「秩父元気プロモーション」が内装管理、販売、接客などの店舗経営を行う。店舗内には、同校各科にて作られたジャムや花、野菜などや同地域の特産物などを販売します。

また、電気自動車などを展示し、同校による活動の情報発信の場としても活用します。

「秩父元気プロモーション」は、同校農業科の課外活動で設立した模擬会社です。同科生徒が代表取締役や営業部長などを務めます。主な活動として、地域特産物を利用した商品の開発、農業を通じた食育活動、地域観光との連携などを行います。

販売をする生徒は「私たちのお店に、お客さんが来くるのは、とてもうれしい。地域の活性化に貢献したい。」などと笑顔で話しました。

主に参加しているのは、同科3年生で、授業の一環として、週3日の営業をします。営業日は、同校ホームページのほか、店舗に随時掲載します。将来的には、毎日の営業を目指します。同店舗は、1年間の運営予定ですが、好評であれば継続して運営する予定です。

同活動の顧問を務める今井教夫さんは「生徒たちの元気で地域の活性化に繋げたい。また、地域の人たちにも生徒たちを見守ってほしい。社会勉強にもとても良い機会だと思う」などと話しました。

 

元気に接客

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