秩父地域の安心安全な農産物の提供へ/農産物直売所栽培講習会

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JAちちぶは、平成29年2月9日から15日までの5日間、秩父郡市内5ヶ所にて、「農産物直売所栽培講習会」を開き、総勢約420人の出荷者が参加しました。

講習会では、同JAの秩父横瀬皆野小鹿野荒川の各農産物直売所出荷者にむけて「安心安全な農産物を提供するために」として、同JA営農経済部の清川完司さんから詳しく説明がありました。

 

参考資料を基に、農薬の不適正使用により、販売できない事態を防ぐため、事例を説明しました。わからない場合は使う前にJA営農経済部(TEL0494-63-2020)に相談。殺虫剤の使用は、害虫がいなければ防除する必要はなく、圃場の見回りをこまめにし、早期発見をして、防除することが重要です。無駄に使わず、コスト削減にも繋がります。

 

圃場の土づくりとして、各農産物に適正な成分の肥料を施肥します。試験的に施用をして、有効だった低価格肥料として「愛菜有機867」「エコレット808」「けやき化成444」の紹介。土壌改良資材として、窒素、リン酸、加里が過剰で堆肥の投入ができない圃場への施用ができ、生産者の高齢化が進む中、畜糞堆肥に比べて重さが約10分の1で身体への負担の少ない「ユーキフルペレット」の紹介をしました。

 

同地域で新たに発生が多くなった害虫の「ハクサイダニ」の防除として、圃場や周辺の雑草(エサ)のこまめな除草。夏期に休眠卵に対して、ビニール被覆による蒸し込みが有効です。また、発生した場合には、登録農薬による防除をします。

 

㈱インプットからは、直売所システムのバージョンアップに伴い、生産履歴登録の説明がありました。