第5回おいしいりんご品評会

おいしいリンゴを審査

おいしいりんご品評会

 

JAちちぶりんご部会は、平成28年11月15日、埼玉県秩父農林振興センター3階で、「第5回おいしいりんご品評会」を開きました。秩父地域で栽培された、9点4種類(品種:ぐんま名月・シナノゴールド・シナノスイート・ふじ)のリンゴが出品され、秩父市の諏訪基行さんのシナノスイートが最高順位の秩父農林振興センター所長賞を受賞しました。

同振興センターの関口賢司農業支援部長が審査委員長となり、一般審査員ら27人が、おいしさや糖度、肉質など「食味」6割、形状や着色など「外観」4割で審査しました。各審査員が秩父産リンゴの味や香りを楽しみながら3つ選びましだ。

県農業技術研究センターの農業革新支援担当(果樹)部長の遠藤紀浩さんは「どのリンゴも味のバランスも良く、肉質も優れていた。9月の長雨の影響も心配していたが、とても良いリンゴが出品された。」などと話しました。

同部会では、観光果樹として、わい化(樹の高さが低い)リンゴの生産技術の水準を高め、品質の向上を図り、高揚、発展に資することを目的とし、平成22年から毎年同品評会を開いています。

井上辰雄部会長は「今年は、台風の被害もほとんどなかった。秩父地域は、山に囲まれているため、もともと被害も少ない。9月の長雨と日照不足の影響も少なく、各農園で良いリンゴが出来ている。」と話しました。

同地域は、標高が高く、昼夜の寒暖差が高いため、リンゴに甘味がのります。自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光資源も多く、観光農園に適しています。旬の11月には、紅葉や新そばも楽しめます。

 

その他の褒章は以下のとおりです。

ちちぶ農業協同組合長賞に井上辰雄さん(品種:シナノゴールド)

秩父観光農林業協会長賞に長谷川衛さん(品種:ぐんま名月)

 

 

 

糖度を計る審査員

糖度を計る審査員

 

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おいしいリンゴを審査

おいしいリンゴを審査

 

秩父農林振興センター所長賞(シナノスイート)

秩父農林振興センター所長賞(シナノスイート)

 

ちちぶ農業協同組合長賞(シナノゴールド)

ちちぶ農業協同組合長賞(シナノゴールド)

 

秩父観光農林業協会長賞(ぐんま名月)

秩父観光農林業協会長賞(ぐんま名月)

 

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出品りんごではないのですが、重さ約660gの大きな「ぐんま名月」もありました。

大ぐんま名月(右)

大ぐんま名月(右)